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富士山に登りました [山歩き]

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なんだか天気予報に裏切られた感のある週末、
いかがすごされましたか?
私は良い方に裏切られたので満足な週末となりました。

そんな今週末は、会社主催の富士登山ツアーに参加しました。
当初は参加募集ポスターを見てもばっくれていたのですが、、、
「仕方なくw」企画リーダーを務めている山仲間に頼まれては、
断る訳には行かず。
というか、もう最初っから有無を言わさず参加メンバーにされている上に、
企画の張本人な部長さんから「副隊長」に任命されてしまっていたのでした(笑)

今回のメンバーは14名。
その内、山の経験者は6名。
その他は全て未経験者。
そんな彼等は、ザックや靴、雨具、ストック等、
ネットで探したレンタル会社から借り入れ。
約1万円でモンベルのそこそこの装備がひと揃い。
これはすっごく良いです。
とりあえず富士山にチャレンジしてみたい人にはお勧め。
また、五合目で全ての装備を借り、
荷物を預けて登頂を目指す的なのもあるらしく、
手ぶらでスキー・・・ではなく「手ぶらで富士山」もできちゃうみたい。

そんなわけで、会社に集合して五合目まで行くと、
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とっても気持ちの良い天気。
ここで2時間ほどのんびり過ごし、軽く高度順応します。
この時は、団体で来てる事に感謝。
一人で来てたら待ち切れずにスタートしちゃってるもん(笑)

そんなわけで、14名パーティの出発。
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一番遅い人、体力的にツライ人、に合わせてのペースと休憩で登ります。

なもんで、とにかく休憩が多い(爆)
ペースもめっちゃのんびりですし。
でもこれが後ほど効いてくるわけです。

五合目から若干下った後に少しずつ登りが始まり、
六合目を過ぎたところから本格的な登りが始まりました。
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五合目からずっと霧の中(雲の中)でしたが、
六合目を過ぎてから雲が晴れてきました。
もう皆、景色に見惚れてワクワク顔ですよ。
そんな中、私は副隊長なので、
万が一にも遅れてしまった人が出た場合に備え最後尾を守ります。
気心知れたヤツが最後尾にいれば、
隊長は後方を気にせず先頭集団の初心者組みの対応ができますからね。

そして七合目を過ぎた辺りかなぁ。
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河口湖や周辺の街並が雲間から見えてめっちゃ綺麗。

ここら辺から溶岩ベースな岩場の急登に変わってきます。
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とは言え、ガレ場とは違って安定した地盤なので登りやすいです。

そんなこんなで、宿泊予定地な八合目の山小屋、
「元祖室」http://www.mfi.or.jp/fujisan/ さんに到着&チェックイン。

富士山の山小屋のレビューって、ググってみると分りますが・・・
とにかく利用するのに尻込みするようなのばかり(^_^;)
実は銀さんも、読んで行くの嫌になってました(笑)
んで、元祖室でググって見つけたこちらのブログを読んで一安心した次第。
http://ameblo.jp/young-knight/entry-11592871165.html
もう、本当にこちらで書かれている通り!
スタッフさんは皆さん気持ちの良い人達でした。
それと、他所では「布団2組み」に「(他人様と)3人」で寝る、
とか、「掛け布団は二人でひと組み」しか貰えないとからしいのですが、
(実際、メンバーの一人が体験済みで同じ事を言ってました)
ここ元祖室は『ひとりひとつのシュラフ』と
『シュラフ1枚分の場所』が確保されてます。
必要なら毛布は自由に借りられます(私は暑くて借りませんでした)。
まぁ、他人様と隣合わせなのは同じですし、
ぎゅうぎゅうなのも変わりません。
が、、、銀さん的には、八合目のはじめにある立地条件といい、
(ココより下だと翌日大変だし、ココより上だと辿り着けない場合がある)
スタッフ、寝床といい、富士登山ならここ! と思います。
(長くなりましたが大切な所なのでw)


で、当初のスケジュールでは、
「ここで泊まってから夜中に出発し、山頂から御来光を拝んで下山」
(希望者のみ オプションでお鉢巡りコース)
だったのですが、天気予報とにらめっこしていたら、
今日は日暮れ過ぎまでは晴れ、翌日は未明から雨、
という予報。
山経験者が集まって話し合い、
天気が確実な今日のうちに登頂してしまい、
頂上からの御来光は翌朝の天気と気分次第としよう。
また、本日の登頂アタックは予定外のため、
個人の判断に任せるオプションツアー扱いに。

なので・・・団体行動からの開放!w

とはいえ、予定していた山小屋到着時刻より遅れていて、
時はすでに15時過ぎ。
お鉢巡りを含めたコース時間をざっくり計算すると、
予定通りとしても戻れるのは19時。
結構なギャンブル(^_^;)
お鉢での希望行動予定を知っていた隊長から、
「待ってなくて良いからスタートしちゃいな〜」
とのお声掛け。
そんじゃま遠慮なく。
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8.5合目からだったでしょうか。
眼下に宿泊地が望めます。
かなりの高度感♪
途中までメンバーの1人と一緒だったのですが、
私のが少しだけペースが速く、
いちいち待っているとプレッシャーを与えてしまうので、
あえて先行してしまう事にしました。
以前も一緒に山登りした仲なので分ってると思いますし。

九合目辺りからはめっちゃ急登。
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が、もう、頂上が見えているので疲れなんか吹っ飛んでます。
それもこれも、八合目までのんびり来たお陰で体力消費が抑えられていたのと、
高度順応が上手くいっていたお陰があると思います。

そして、狛犬さん達と鳥居をくぐれば、
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目指す頂上は直ぐそこ!

そして
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富士山、吉田口から登頂達成♪ パチパチパチパチ

登頂の余韻もそこそこに、写真を撮ったら直ぐに移動開始!
お鉢を横目にチラチラ見ながら、お鉢巡りコースをズンズン進む。
そして辿り着いたのは、
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浅間大社奥宮でございます。

なんとか間に合った〜〜〜
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最近始めたばかりの御朱印帳に頂きたかったのですよ。
そして今年は、12年に一度の申年のうんちゃらかんちゃら ↓
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20160807/CK2016080702000016.html
に当たるので、それ専用の御朱印(左)も頂けます。
こちらだけでも良かったのですが、
たぶんもう来ないのでw、通年のタイプのも頂きました。

「これの為に登って来た」用事を無事に済ませたので、
ホッとしつつ先を目指します。
と、、、ここは!
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ブラタモリでタモさんも登ってた坂だ!
下は細かい砂と砂利、尚かつ急登なものでめっちゃ登るの大変。
でも、下って来る人を見るともっと大変そう(笑)

そして、坂を登り切れば
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富士山気象観測所。

さらに目の前には!
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日本最高峰 剣ヶ峰の碑が。
ここへ来て、ようやく日本で一番高い場所へ来た事になります( ̄^ ̄)

と、ここで天気が急変。
いっきに霧が立ちこめて来ました。
夕暮れも迫っているのでどんどん進みましょう。
残るお鉢の半周分を、慌てない程度のスピードで進みます。

が、、、ココまでちょっと急ぎ気味で来たためか、
最後の軽い登り坂で、目がシパシパするようになってきました。
これヤバいかも〜と思いつつ、吉田口の頂上に辿り着くと、
他のメンバー達が登頂して集まってました。
皆で集まってワイワイやってる間に、
久須志神社の御朱印もいただきます。
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もちろん両方。
ハッと気付けば・・・
御朱印だけで4kも納めてしまった(^_^;)

そして、下山スタートを待っていたら頭痛と吐き気が襲ってきたので、
先に下山スタートさせてもらう。
ヤバいコレ、高度障害ェ・・・
でも動いていれば平気なのでガンガン下る。
下れば楽になるはずと下って行くが、
山小屋に着いてもあまり変わらず。
使わないだろうと思いつつも持って来た、
酸素缶を吸いながら回復を願うが・・・。
夕飯のカレーも、ゆっくりと、誤摩化しつつ食べ続けるも、
半分食べてギブアップ。
お茶すら飲めない始末。
とっとと寝床に入って休む。
今にして思えば、持ってたんだからロキソニン飲めば良かった。

そして、夜中に目覚める度の水分補給とゼリーでのカロリー補給で、
朝にはほぼ回復。
若い子達に配りつつ、自分も念の為に飲んだロキソニンも効いて、
気分良く下山スタートする事ができました。
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で、高度障害なんてのは下れば治るので、
気分はどんどん上向きに。

そして、たったの2.5時間(普通タイムです)で全員無事に下山完了♪
半分以上が山登り未経験なパーティでしたが、
皆で登頂成功となった素晴らしい富士登山となりました。
未明から雨予報だった天気も、ハズレて素晴らしい晴れ間だったし。
こんなラッキー、なかなか無いですね〜♪



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コメント 2

silvercopen

前日に同じ場所に立っていたのが、なんか不思議な感じです(笑)
富士宮口からでしたが、私たちは日帰りでした。
by silvercopen (2016-09-04 18:37) 

銀

☆ silvercopenさん
ほんと、不思議な感じですよね〜
実は、登り始めは天候が思わしくなく、
インスタにアップされていた写真を見ては羨ましがってました(笑)
同じくらい良い天気になってほっとしました。


by (2016-09-05 22:42) 

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