【吉村報恩堂】ファルコラスティコ製作記 [模型]
ソメイヨシノも開花し、いよいよ春の訪れですかね?
我が家の付近はまだまだ蕾が色付くか付かないかくらいですけど。
告知したまま放置となってた製作記?
ってほど大したものではないのですが、
サクッと紹介したいと思います。
そうそう、このファルコですが、明日の大阪でのイベント(GWC)で再販しますよ!
一部業者抜きとしたので価格がちょいアップの20k円となります。
「テストショット抜けたから送るね〜」
と、ききかんさんから届いたのがこちら。
一部、製品版と異なったり、配管等のパーツは無かったりしますが、
概ねパーツ構成はこんな感じ。
さすがのききかん原型。キチキチと小気味良く仮組みできます。
もちろん個人抜きのキャストキットですので、
大小の気泡も、修正の必要なパーツもあります。
組み立て説明書も画像もほとんどありませんので、
パーツのバリ等を処理しつつ、組み立て順序を考えたり。
一番の難関と思っている、フロントアーム内の配管。
ここはまだ仕様が決まってなかったのもあり、
私の方で好きに素材を選んで作っています。
キットでは0.8mmくらいのアルミ線かと思います。
これは0.5mmのアルミ線に黒のビニル皮膜がコートされたもの。
おおよその外径は0.7mmです。
難しいところがクリアできたので、エンジンブロックから塗装を開始。
色が付くとモチベーション上がるしね。
配色はヨシムラTMR-MJN(キャブレター)をイメージしてみたのですが、、、
それならもう少しガンメタ寄りでしたかね。
アーム類と同じ色味を避けてこんな感じになりました。
エンジンブロックとリアアームに繋がる配管は、
当初はメッシュホースを使う予定でいたのですが、
欲しかった1.5mmが手に入らず、2mmだと太くて嫌だったので、
ハイキューさんちの1.5mmスプリングを使っております。
そしてフロント側、アームからクランクケース下への配管は、
同じくハイキューさんちの1mmスプリングです。
どちらも中に0.5mmの真鍮線を入れて形を保っています。
各ニップル類は、見栄えでアールズっぽい塗り分けにしてます(笑)
チラッと覗くマフラーエンドは、
真鍮パイプを使ってディティールアップ。
そして今回、最も悩んだのがカラーリング!
ヨシムラのボンネビルカラーにしようか、
いやいやスズキのファクトリーカラーでしょ、
とか夢は膨らんだのですが、、、、、
いざ取り掛かってみると、思ったよりもカウルの面積が無いし、
その形状の為に塗り分けポイントが上手く決まらない。
線画に色鉛筆で色塗りしたりしてみたのですが全然だめ。
もう、こうなったら黄色の単色で良いや〜って思ってたら、
ききかんさんが「平沢よう」さんのイラストを見つけてきてくれました。
おぉー! なんかまたやる気が湧いてきた。
ってわけで、紙に描いてもイメージ湧かないから、
直接塗ってみる作戦(笑)
今風に赤の差し色を入れてみたり。
でも、、、なんか違うんだなぁ。
そして、諦めかけた頃に神が降りていらっしゃいました♪
もう、手が勝手にマスキングして塗っていきます。
オリジナル塗装とかオラ(設定)カラーってそんなもんです。
そして塗りあがったのがこちら。
黄色と赤だけでなく、青や紺部分も全てグラデーションを入れたのですが、
キワまで攻めすぎて全然分からなくなりました(笑)
イメージとしては、'85年だったかのGSX-Rのパンフレットに載ってた、
ヨーロッパ耐久車のHBカラー。
当時大好きだったんです!
で、デカールも見つけてはあったのですが、
今回はあえて貼りませんでした。
にも関わらず、見た人のほぼ全てが(当時を知ってる人限定ですが)、
「HBカラーのファルコラスティコ」
って認識してたのが面白いです。
どんだけ刷り込まれているんだと。
そうそう、シートですが、素のファルコは分厚い感じなのですが、
これは耐久レーサーをイメージしてるので、
「FRPで全体を作り直し、シート部分を薄く貼り直してる」
というオラ設定でございます。
基本塗装が済んだので、HBっぽさの決め手となる金の三本線を入れ、
メカ部分とドッキングしていきます。
油圧ダンパーが赤いのはもちろん、ヨシムラKYBだからです キリッ
フロント周りもバッチリ♪
アーム類とホイール類の色味も狙い通り。
クリアレジン製なスクリーンパーツ。
#800くらいまででOKなので、きっちり順を追って磨いてクリアを吹けば、
このくらいの透明度が簡単に出ます。
よし、間も無く完成〜ってところでふと気になった、、、
「そういえば、ホイールの取り付けの歪みとか見てなくね?」
((((;゚Д゚)))))))
案の定、、、、曲がってる、、、orz
そうだよ、タミヤじゃないんだよ、、、
キャストキットなんだからちゃんと塗装前までに修正しないと、、、
ワンフェス1週間前、全て塗り終わって組み終わってからの怒涛の修正。
多少の塗装修正を余儀なくされましたが無事に(ほぼ)修正完了。
寿命が10年くらい縮みましたよ(^_^;)
これから組むみなさん、ちょっと組みにくい部分もありますが、
塗装前に一度キッチリ組んで修正を終わらせた上で、
バラして塗装するのを忘れずに。
まぁ、色々とありましたが、本番となるワンフェスでの展示は大成功。
ホッとしましたよ、ほんと。
やはり、人様の売り上げにも影響を与える見本品塗装って、
嬉しさ反面、半端ない緊張をしますね。
当日展示されているのを見るまで、
訪れたお客さんが写真撮ってくれているのを見るまで、
めっちゃブルー入ってましたもん(笑)
2017-03-25 17:31
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