XS250始めました

ホント、何でも良かったんですよ。
これじゃなきゃとか是非ともあれがとか全然無くて。
もともとそんな感じなんですけどね。
面白そうと思った物が乗りたいもの。

ビーエムさんの重さが身に沁みてきてw、
もちっと軽いのも欲しいなぁなんて。
任意保険を考えると、ファミバイ特約な原付二種がお得なのですが、
万一の時（帰るの億劫になった時w）に高速乗れる方が良いなとか。

最初は250TRとかグラストラッカーあたりなら、
いちいち事前整備とかいらなくて楽チンって探してたんです。
が、50目前のおっさんがなぁ。。。
で、結局、ちょい古な年式で前々からちょこちょこ探してた、
CB250RS(-Z)あたりで良いのないかなと。
はい、何度も競り負けてます。

条件的には、
なるべくノーマルに近いもの
そこそこ程度が良い
ノンレストア

ネジ1本までノーマル主義とかアホくさいし、
変なカスタムされたのは論外。
オールペンやら新品パーツで綺麗にはできるけど、
年式相応なヤレ感を出す方がよっぽど難しいから、
手を入れ過ぎてない、ほどほどボロな感じが最高。

無いんですよね、なかなかこれが。
人気な車種は高価だし、盗難怖くておちおち乗れないってのも困るし。




と、途中でCB400SSとか、W400にも目を奪われつつ、
突然見つけたこいつに釘付け！

XS250/400。当時は嫌いだった〜（笑）
XZとか似たようなデザインラインのありましたよね。

だって、XSって言ったら大八ホイールのこっちじゃないですか。

ミッドナイトスペシャルとかカッコ良かったもんなー

それの後継でどーしてこーなる（笑）

XJやらRZがあんなに素敵なデザインなのに。

でもね、今見るとなんか良く見えちゃう。

たぶん目の錯覚なんだろうけど。

こやつが、程よい価格な一発即決価格で出品されてるのを見つけてしまったのです。
スマホの画像だと騙されちゃうくらいどれもこれも綺麗に見えちゃうので、
パソコンに移動してチェック。
動画もアップされていたのでチェック。
動画だと、ボロいのボロくないの良くわかるので、
アップされてるなら確認すべきです。

これがまた、びっくりするくらい程度が良い。

そうこうしてるうちに質問回答が続々。
出品されて間もないのに皆さんレスポンス早い。
これだけの不人気車（失礼）が、35年も経っててこんなに綺麗って、
どんだけ前オーナーさん大事にしてたんだ。
しかもどノーマル。
こういうのを待ってたんだ・・・
現車確認の問い合わせも入ってるし、早々に終わると踏んだので、
ブレーキパッドとシューが手に入る事だけ確認して　ポチッ！

横浜からアイラインさんで陸送してもらって無事に到着。
アイラインさん、早くて丁寧だけどお安い！

で、昨日たまたま明るい時間に帰れたので写真撮りました。

黒エンジンの程よい使い込まれ感。

36年も経っててこんなに綺麗なエキパイ、凄くない？

途中で調べてたCB400SSなんぞ、店売りのでもサビサビだったぞ。
コストダウンの影響は、もろメッキに出るんだなぁと思った。

こんな下回りのジョイント部が、

こんなに綺麗に保たれているのは、

ひとえに歴代オーナーさんの愛ですわなぁ。

他の部分よりメッキは絶対に薄いもの。

ふとマフラーエンドを見ると、

穴を溶接で埋めた痕が（笑）
まぁ、時代的なお約束というか。

エンジン前面も綺麗

インナーチューブは、多少のポツ錆びはあるけど許容範囲。

アウターチューブやホイールのアルミ地がこんなに綺麗なのは、

手入れと保管が良かったからでしょう。

それにしてもこのテールカウル、

なんつーデザイン（笑）
これで企画出した方も、許可した方もすごいわ。

ライトは丸型に換えたいところだけど、

これもXSの証だからそのままにしましょう。

と・・・
届く前に色々調べてて『あぁっ！』と気づいたのですが、
ミラーまで純正ノーマルなこの車両の唯一の変更パーツがありました。

それがウインカーです。

後のヤマハ車標準的な、FZ系から使われ始めた？タイプのウインカーが、

なるべく目立たない様に自作されたステーを使って、
実に自然に取り付けられていたのです。

曲げた鉄板を組み合わせ、溶接してあります。

よほどこういう工作に慣れた人でしょう。
ノーマルのウインカーを入手して戻すのもありですが、
自分はこのままにしておきます。
個人的にこのウインカー好きなのでw

とにかく自分がこれからすべき事は、
いかにこの状態を維持し、
メカニカル的には向上させるべく整備をし、
次世代へとバトンタッチするか。
その時に欲しいと思ってくれる人がいるかは分からないけど、
貴重なノーマル車両を「一時預かっているだけ」
と言うのを忘れない様にしたい。

そして、後オーナーさんの為に、
メンテ記録をきちんと残していきたいな、と。
なにせここは「メンテ・メモ帳」ですから。